飲酒や喫煙と血圧上昇の関係

高血圧の人にとって、喫煙や飲酒は気になるところです。
ここでは、喫煙・飲酒と高血圧の関係について、ご紹介します。

高血圧の人にとって、喫煙は大敵です。
喫煙することによって、体内に入ったニコチンは、副腎から血圧上昇の作用を持つホルモンを分泌させます。
さらに、交感神経を活発にし、血圧が上がりやすい状態になり、動脈硬化を促進させてしまいます。

高血圧患者に、禁煙をすすめる医師も多いです。
喫煙が健康に及ぼす害は、一般に広く知られています。
高血圧の人に限らず、喫煙の習慣があるようでしたら、健康な生活を送るために、喫煙は控えた方が良いでしょう。

一方のアルコールは、動脈硬化の進行を遅らせる効果があるようです。
また、心筋梗塞や脳梗塞の予防にも役立つようです。
飲酒は、適度な量ならば、ストレス解消に役立つ場合もあり、止められることは少ないようです。

アルコールには、末梢血管を拡張させ、血圧を下げる効果があります。
高血圧の人が毎日飲酒を続けると、コルチゾールやカテコールアミンといった血圧を上昇させるホルモンが分泌されるので、気をつけましょう。

アルコールの1日の摂取量は、300ml以下が適量とされ、日本酒なら約1合、ビールなら大瓶1本相当になります。
高血圧の人は、この適量を守って、お酒を楽しみましょう。

過剰なストレスも高血圧の要因に

高血圧といえば、塩辛いものを好む人がなるというイメージがありますが、過剰なストレスも高血圧の要因になります。
実際、日本人の6割は塩分を摂っても血圧が上がらない食塩非感受性なのです。
このような人は食塩が原因で高血圧になっているわけではなく、他に要因があります。
過剰なストレスがかかると、自律神経を構成する交感神経と副交感神経のうち、体は交感神経を優位にします。
交感神経は主に体の活動を促す神経のことで、交感神経が優位になると、身体は緊張し、脈拍や血圧を上げます。
慢性的に過度のストレスを受けるという場合には、交感神経に歯止めがかからなくなるのでより注意が必要です。
交感神経が活発になると、高血圧だけでなく睡眠障害や食欲不振などの要因にもなります。
こちらも生活に大きな支障をきたすことがあるので、ストレスを溜めないよう健康的な生活を心がけることが大切です。
それには、適度にストレス解消をすることが有効です。
ストレス解消のため過度の飲酒や飲食、偏食を行う人もいますが、この方法は生活習慣病を招いてしまう危険性があります。
入浴やストレッチなど日常でできることから気分転換をしたり、趣味を持つことも大切です。
毎日小さな習慣を重ねることが、過剰なストレスをためないことにつながります。